ロッキングするスツール

ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、イサム・ノグチが1954年にデザインしたロッキングスツール。シンプルなデザインですが、丸くなった底面によってロッキング（揺れる）機構を備えた珍しいスツールです。古代アフリカの椅子からインスピレーションを得たとされるゆるやかなカーブを描く座面と繊細でダイナミックなワイヤーワークはインテリアとしてもオブジェのような美しさがあり、のちに代表作となる「サイクロンテーブル」のデザインの元となりました。シンプルなデザインながら、ロッキングするという新しいアイデアと繊細なワイヤーアクション、そして古くからある要素のリ・デザイン等、色々な要素が盛り込まれた非常に貴重な作品と言えるでしょう。

↑当時の広告写真。当初はロータイプとハイタイプの2種類の高さがありました。多重露光を用いた動きの表現が印象的です。
（※この写真は正規品のものです。このページで販売する商品とは異なります。）

座面と台座には無垢の銘木を使用

座面と台座は、単純な平面ではなく緩やかな曲面になっています。カラーごとにアッシュ、ウォルナットなどの銘木が無垢材で使用されているので、曲面に沿って流れる木目がより美しさを引き立てています。

軽やかなロッドワイヤー

クロムメッキスチールのワイヤーは合理的な構造になっており、細く軽やかな印象を与えますが体重を支えるのに十分な強度を保っています。

心地よいロッキングを生む絶妙な丸み

台座の裏側にあるわずかな丸みが、一見ロッキングには見えないシンプルなデザインを実現しています。座るとユラリと揺れます。バランスボールに座っているような感覚で、スツールがロッキングするという落ち着くというよりは楽しめるイスで、その安定性のなさを心の底から楽しめる人にふさわしい遊び心のあるスツールです。イサム・ノグチは晩年にこのロッキングスツール がお気に入りでよく座っていたそうです。

自然と背筋が伸び、姿勢を矯正

通常の椅子と違い姿勢が固定されないので、ゆらゆらと揺れながら常に筋肉が活動し血流を促進します。それにより体幹を鍛え姿勢が矯正される効果があります。

様々な空間に合わせられる5色展開

銘木を使用した3種の木目と、モダンなモノトーンを合わせた5色のカラーバリエーションで、様々なテイストのインテリアに合わせられます。

カラー01：ホワイトアッシュ

北米産ホワイトアッシュ（タモ）材の木目を生かしたナチュラルカラーです。はっきりとした流れるような美しい木目が特徴です。

カラー02：メープル

北米産メープル（カエデ）材を使用。緻密できめの細かい木質で木目に凹凸がなく、アッシュとはまた違った上品な美しさがあります。

カラー04：ブラック

モダンな印象の黒ですが、北米産ホワイトアッシュ（タモ）材が塗装のベースになっていてうっすらと見える木目がアクセントになっています。

カラー06：ホワイト

北米産ホワイトアッシュ（タモ）材をベースとした白の塗装が施されています。シンプルですが、うっすらと見える木目がアクセントになっています。

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